水牛角かっさと漢方薬(かっさヘッドマッサージ講座)

当スクールで取り扱っている水牛角のかっさですが、一部入荷の制限がかかる可能性があります。
その理由と、かっさに水牛角が使われるようになった歴史について少しお話したいと思います。

目次

なぜかっさは水牛角で作られているのか?

かっさの歴史は本当に古く、中国最古の医学書にもかっさの事ではないか?という治療法が記載されているくらいです。

その頃にかっさの道具があったわけではなく、当時は木や石などを使っておこなわれていました。
今のような道具ができたのは100年前くらいです。
比較的最近で、その時に選ばれた材料が、水牛角でした。

水牛角は漢方薬の材料です

水牛角は漢方薬の材料ですが、本当はサイの角の代わりなんです。

サイは動物のサイです。薬名は犀角(さいかく)といいます。
世界には5種類のサイが現生しており、その中でもインドサイ、ジャワサイ、スマトラサイ、クロサイの角が犀角として使用されていました。インドサイ・ジャワサイの角を烏犀角(うさいかく)、クロサイ・スマトラサイの角を水犀角(すいさいかく)と呼んでいます。特に烏犀角の方が良品とされています。

現在、サイすべてが絶滅の危機に瀕しています。
そしてワシントン条約により国際取引は禁止されており、犀角を新たに手に入れることはほぼ不可能になっています。

角質の一種であり、成分の大半はケラチンからできています。
現在ではサイの代用品として水牛や牛の角を代用する場合も多くなっているようです。ただし、水牛角の場合は犀角の10倍ほどの量を使わないと同等の効果を発揮できないと言われています。

サイの角の代わりに水牛の角を使用

サイの角がワシントン条約により使用できなくなると、代用品として水牛角が使われることになりました。
前述したとおり、サイの角よりも効果を考えるとたくさんの量が必要です。
それと共に、中国も近代化が進み農村地区の減少で水牛自体も年々と減ってきています。

正直、私は水牛角を漢方薬として飲まれていたのは、ずいぶん昔のことで現在はほとんど使用されていないとばかり思っていました。
今回、漢方薬の人気でかっさに使える水牛角が減って、仕入れに規制がかかっていることを聞いて、ビックリしました。

漢方薬の人気と水牛の減少で、かっさの価格も年々高くのあるのはそのせいでもありますし、もちろん技術者の賃金の上昇もあります。
かっさを施術に加えるようになって15年近くたちます。いつまでも10年前と比べてはいけませんが、本当にかっさは高くなりました~。

いつも輸入してくれている業者さんにもお話を伺いましたが、中国国内のかっさを作っている業者さんは、変わらず作り続けたいけど、水牛角の仕入れがうまく進まず、出荷を制限せざるおえない状況とのことです。

ヘッドマッサージ講座で水牛角のかっさを使う理由

一言でいうなら、水牛角は、とにかく肌当たりが最高です。

プラスティック製のかっさや木製かっさは、肌当たりがイマイチ!
滑らかさや柔らかさがありません。お薦めはしません。

もちろんヘッドマッサージ講座で使うかっさは、通常のプレートのものとは形状が違いますが、水牛角特有の滑らかさと柔らかさがあるこの素材だからこそ、オイルを使わなくてもそのまま肌に滑らせることで、ヘッドマッサージやお顔周りの施術が可能です。

経絡ヘッドマッサージ講座の受講はお早めに

上記の理由で、お道具の入手は以前より制限されます。

その為、今後のレッスンん代金もお道具自体の値上がりも充分考えられますので価格が変わることがあります。
また、お道具が手に入らなくなると講座も中止になることがあります。

できるだけ早めにお申し込みを頂ければと思います。

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