≪かっさ≫マッサージについて

10年以上前は、まだ“かっさ”って・・・なに?!という時代でした。
かっさマッサージを始めたのは、今から13年程前です。2009年くらいだったと思います。

いまでは、とてもポピュラーな東洋美容のセラピーとなりました。
上記の写真は2012年、「かっさマッサージが流行っている?!」とテレビ局の方が取材に来られて、今はもう番組は終わりましたが、第一回の流行りんモンローという番組に、かっさマッサージを紹介するために出演した時の写真です。
ここから、徐々に“かっさ”というマッサージは、背中が赤くなって滞っている老廃物を流し、血流を良くしてコリや詰まりを改善してくれる施術だと認識されました。
そして、血流が悪い部分に赤い瘀血(おけつ)が上がるのは施術効果の一環だと皆様に認識してもらえるようになりました。

鍼灸師としては、瘀血が世間に認知されたことはちょっと嬉しかったです。

今日は少し、かっさについて簡単にまとめました。
スクールではもっと詳しくお話していますが、インターネットの画面で読むには、あまり細かいことをかいても、読む気も失せるので、簡単に・・・。

目次

かっさの歴史

かっさは古くは旧石器時代から行われていました。
人々は病気の時、よく手や石片で撫でたり叩いたりして、患部の周囲の血流を良くし疾病を緩解させてきました。
これは中国だけでなく、次第に他の国々でも行われるようになりましたが、中国では東洋医学とうまく結びついて、現在でも中医薬大学などで、様々な疾患に対してかっさ療法が取り入れられています。
私が中国で学んだとき、アトピー性皮膚炎の方の治療にかっさが使われていました。

古い中国の医学書「黄帝内経」にもかっさを思わせる内容の一節がありますが、具体的な内容は中国歴代王朝“元”の時代(1271年~1368年)、フビライハーンの時代に書かれた「危亦林(きえきりん)」の「世医得効方(せいいっとこうほう)」という書物の中に、≪首・肘・膝に水を付け、けずり皮下出血をおこさせて、米粒大の紅点を結成し、その後、保温し粥湯やお茶を飲み発汗させて毒素を排出させる療法≫として書かれています。

なので、かっさをお客様に受けて頂いた後は、暑い夏場は、ついつい冷たいお水をお出ししてしまうことが多いのですが、温かいお水かお茶、又は、常温のお水かお茶を飲んで頂き、かっさボディの場合は気血の巡りが非常に良くなりますので、できれば入浴は施術後4時間程度の時間をあけていただいたほうが良いでしょう。

っさプレートの種類

かっさプレートには、様々な種類があります!
右の写真にたくさんのプレートを並べてみましたが、これはほんの一部!
現在も「ビビビッ」ときたものは購入してしまうので、どんどん増えています。

かっさプレートの種類は大きく分けて、水牛の角でできている素材か、天然石・陶器・ステンレス製などの物。
水牛の角に関しては、原則的に水で洗うことはできません。
角はタンパク質でできていますので、爪や髪の毛と一緒ですので、洗ってそのままにしておくと、水で組織が壊れてボロッと崩れるように割れてしまいます。
しかし、施術で使う場合多くの方に施術をしますので、洗わないわけにはいきませんので、中性洗剤で洗い流した後、必ずしっかり水分をふき取ります。
そうしていても、1年くらい使うとだんだん劣化してきますが、
お客様に使う場合は、かっさの劣化より衛生面が大切です、かっさは消耗品と割り切って、いつの清潔に心掛けてください。

かっさプレートは日々、色々な形が作られいたり、また、中国や台湾などに行けば日本にない形のものがあります。

っさの技術

かっさは元々、民間療法でした。
では、どこから始まって広まったのでしょうか???

広い中国のどこから始まったかというと…いろいろな説がありますが、
上の写真にあります、浙江省(青い部分)と江蘇省(赤い部分)、
ここから広まったといわれています。

ココから全土に広まり、各中国の地域によって、かっさのやり方は様々です。
水やお湯、生姜湯を肌に塗って、かっさプレートでこすったり…近年では痛み止めのクリームや、紅花油、などが使われています。私が本場の中医薬の病院では、何もつけずに擦っていたりしていましたが、日本で日本人に安全に肌の負担なく行うには、水やお湯ではなく、オイル科クリームを必ずつけて、行うことが望ましいです。
必ずしも、本場のやり方が全てではなく、日本では治療ではありませんので安全に行うことが大切です。

かっさボディ講座で学ぶこと

かっさボディ1DAYコースでは、お顔以外の全身の施術方法を学びますが、同時に簡単な解剖、経絡・経穴も一緒に勉強します。
こすってお血を上げるテクニックではなく、きちんと効果的な場所を狙って施術をしてゆきます。
施術後などは、お客様の身体に合わせた経穴(ツボ)に経穴シールなどを貼られると、施術効果が長く続きます。

かなり盛りだくさんの内容ですが、難しい手技ではありませんので、レッスン日はかっさに集中して、頑張ってテクニックを学んでください。

身体のコリの取り方、浮腫みの取り方、痩身としての活用法など、幅広く内容を構成しています。

また、施術の技術経験が浅いセラピストさんの場合、1日では不安でしたら、2日間のレッスンんもあります。
1日目はみんなで一緒にレッスンして、2日目は完全個人レッスンで行います。
この2日目は翌日に行っても構いませんし、練習してから1週間後や2週間後にお越しいただいても構いません。

かっさボディのスクールレッスンのスケジュールは
こちらを → 1DAYボディ講座

美点かっさフェイシャルで学ぶこと

背中のかっさテクニック、首、デコルテ、お顔、ヘッド。
この内容のかっさテクニックが、フェイシャル講座の施術範囲です。

身体とお顔では使うかっさプレートが変わりますので、また新しい技術が学べますし、一番複雑な背中の施術はボディでも習いますので、かっさボディの講座を受けた方には復習にもなります。

かっさフェイシャルの効果としては、小顔効果と美白効果。
首や頭のかっさの技術もおこないますので、顔周りがスッキリとして、リフトアップ効果も得られます。血流が改善されますので、肌質がアップします!

この血流改善がとても大切です!!!
女性の悩みの殆どが、血流で改善されるといっても過言ではありません!
血流に関しての詳しい説明は、「吸い玉・スライドカップドレナージュの紹介」ページでご説明していますので、ぜひ一度読んできてください。

美点かっさフェイシャルのスクールスケジュールは
こちらを → 1DAYフェイシャル

かっさ経絡ヘッドマッサージで学ぶこと

心臓から出た血液は、首の太い血管を通り頭に向かいます。
頭部の各部分に栄養と酸素を送り、また老廃物を回収するために、沢山の毛細血管が張り巡らされていますが、頭部の静脈には背骨の中にある静脈叢と同様に、弁が少なく血流が滞りやすいのです。

弁が少ないということは、マッサージやストレッジなどで補ってやるべきですが、背骨の場合は背中や腰をひねったりしてストレッチをすることである程度改善できますが、頭皮は…頭の皮膚を意識的に動かすなんてことは至難の業です。

シャンプーは毛穴や髪の汚れは撮れますが、なかなか自分で毎晩マッサージは大変です。

そんな時、かっさヘッドマッサージは大変便利でかつ、しっかりとこの血流の滞りを改善してくれます。

頭皮の血流の悪さは、顔がくすんだり浮腫みが出たり、たるみが生じたり、美容面だけの症状が出るだけではなく、
緊張性の頭痛やイライラ、集中力の低下、目の疲れ、眠れないなどの症状を引き起こします。

かっさヘッドマッサージは、さらに細かく疾患にアプローチした技術内容のレッスンで構成されていますので、かっさフェイシャルで少しヘッドマッサージのレッスンのもおこないますが、かっさヘッドマッサージを受講されるとさらに専門的な内容を学ぶことだできます。

かっさヘッドマッサージ半日コースのスケジュールは
こちらを → 1DAYヘッドマッサージ

かっさプレートの販売

インターネットで様々な、かっさが販売されていますので、せっかくですので販売しているのは、あまり手に入らないような特殊な物だけに絞り販売しています。
ただし、できればその“かっさ”の使い方を実際に目の前で説明したいので、できれば購入に来ていただければ・・・と考えていますが、動画やテキストなどを付けて販売していこうと思っています。

詳細が決まりましたら、またホームページにお知らせします。

当スクールのかっさマッサージの技術が
TVで紹介されました

2011年12月号(11/8発売)の雑誌セラピストにて、
刮莎(かっさ・カッサ)療法の取材を受け
かっさ療法の歴史、今後の展望など掲載。
2012年4月 関西テレビ≪流行りんモンロー≫出演
2012年6月 朝日放送≪今ちゃんの実は…≫出演
2013年3月 関西テレビ≪ジャニ勉≫出演

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