経絡・吸い玉1DAYスクール

吸い玉は背中に吸いつけるだけでなく、身体の様々な部位に施術をすることが可能です。また、カップを身体に吸いつけるだけではなく、オイルと吸引器をつかってカップを動かしながら身体に溜まった老廃物を流すことだできる施術も可能です。

今回は、カップを身体に吸いつける『吸い玉』や『カッピング』と呼ばれる、この講座についてお話ししたいと思います。

目次

吸い玉(別名:カッピングや抜罐(バーグァン)とも言います)

オリンピック選手の吸い玉の跡

この10年ですいだまは随分と人気が出ました。
年配の方がする施術というイメージが強かったのですが、アスリートの方々が吸い玉の跡を気にせず試合に出られている姿がTVで放送されると、あれは何??と若い女性の方が興味を持ってくださいました。

また、ちょうどその時期は『かっさ』が徐々に人気が出てきた時でしたので、施術によって赤い跡が残ることへの抵抗が減り、むしろ血行不良を起こしている状況が目視できて、自分の身体の状態がわかる!という理由で人気が出ました。

身体のどの部分に吸い玉をつけたら良いのか?

原則的に「ここに付けないといけません」というルールはありません。

肩がこってつらい…、足が浮腫んでだるい…なんて時に、その部分に何個かくっつけても効果はあります。
私自身も、腰が痛い・・・というときに、「ここが張って痛い」と自分が思う場所に2個セルフでくっつけたことがあります。

ただし自分でつける場合は、残念ながら何個も付けれません。吸い玉を付けた後、動くと吸い玉は外れてしまうからです。カップをつけたら、しばらくは同じ姿勢でいないといけませんので、できれば横になってリラックスした状態で、どなたかに付けてもらいのが一番効果的です。

座った状態で誰かにつけてもらうのはどうですか?という質問を、吸い玉スクールで受けることがありますが、エステのイベントなどに参加のために座位でしか施術ができない環境なら仕方ありませんが、座っている状態では、身体の筋肉は体幹を支えて筋肉が緊張している状態ですので、当然リラックス状態より血流が良くありません。
当然その状態では血行があるいので、すごい色の丸い跡が残り、筋肉が体幹を支えて固く収縮している状態で、筋肉を引っ張って吸い玉を付けるので痛みを感じる場合もあります。

どうしても座位吸い玉を付ける場合は、吸い上げる圧を考えながら施術を行って頂いた方が良いと思います。

ご家族や友人に吸い玉を付けてあげる場合は、横になって力が入っていない状態で、こりや不快感がある場所に、1個1個吸い玉を付ける間隔をあけながら、背中の背骨の横なら腰から肩までの距離でしたら、身長にもよりますが5個程度を等間隔か、こりの状態を確認しながら付けて下さい。

吸い玉はいっぱい付けた方が効果があるのか?

いえ、ある程度の数はあった方が効果はあります。
ただ、隙間が少ない状態や、ない状態の数を身体につけるのはお薦めしません!

ご自分の皮膚をつまんでみてください。
そして、離します。
すると、つまで持ち上げられた皮膚は、離した瞬間元の位置に戻りますよね?
それは、皮膚はつねられたり引っ張られたりしても、元に戻ろうとする力が常にかかっています。その力に抵抗して吸い玉は肌にくっついている間は皮膚を引っ張っています。

なので吸い玉を必要以上に多くつけるということは、その引っ張られる抵抗がさらに強くなり、強い負荷がかかり肌の真皮層が断裂を起こして“水疱”が出来てしまうことがあります。

たた、吸い玉によって生じる“水疱”は、カップの付け過ぎ以外に、長い時間皮膚に吸いつけたままでも起こりますので、身体の状況をきちんと見極めて必要な数を付けて、安全で効果的なカップをつける時間というのがありますので、それをきっちりと吸い玉スクールの講座で知っていただければと思っています。

吸い玉です方ができることは、「悪い物が出てきている」と勘違いしている方がいます。

水疱(みずぶくれ)は真皮層の断裂で、損傷を受けた組織からにじみ出てきた水分とタンパク質が混ざったものです。

効果的で安全な施術方法を学んでいただければと思っています。

吸い玉を付ける身体の部位

前述でもお話ししましたが、不調を起こしている部位なら原則的にどこに付けて頂いても構いませんが、付けていて一番気持ちよく、施術後スッキリと感じる部位は、背中、下肢、足の裏だと思います。

そう、いわゆる身体の背面部分を一番お薦めします。

背中に吸い玉をつける方法

迷ったら、背骨の左右ですね。
脊柱起立筋に一定の幅でつけていただくのが一般的です。

レッスンではWHO(世界保健機関)が認めた、14本の経絡場所、その経絡の意味を説明していますので、経絡と筋肉を考えながらカップを置く位置を見極めることを学びます。

下半身の吸い玉を付けた時の効果

下半身でしたら、下肢の後面がお薦めです。
背中とセットで一緒に吸いつけれますし、足の疲れやだるさ・浮腫み以外にも、月経不順や不妊、更年期障害などの婦人科疾患に悩んでいる場合や、坐骨神経痛、腰痛のポイントになる部位などにも吸い玉を付ける事ができます。

足の裏にも吸い玉をつける事ができる!

気持ちいいですよ〜、足の裏に吸い玉をつけると。

足裏に吸い玉を付けてくれるサロンや治療院はなかなかありません。専用の道具が必要ですのでそれを持っているサロンがほとんどないです。

足の裏の吸い玉

スライドカッピングをする時に使う吸引機が必要になりますので、吸引機がないと足裏に吸い玉をつける事ができませんが、スライドカップのスクールではスライドカッピングボディ講座の受講者の皆様に専用のホースを差し上げています。

吸い玉ギャラリー

瘀血のあがり方は、様々です

体調や身体のコリ、代謝や血流の状態によって、施術後の瘀血の色は様ざまです。まん丸に赤黒く上がる方や、薄い丸い跡の方もいますし、全く上がらず…という方もいます。

施術を受けてみないと瘀血がどんなふうに出るかは分かりませんが、施術回数を重ねる事により、瘀血の後はどんどん薄くなります。コリがほぐれて血行がよくなり代謝UPしているからです。

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