経絡かっさボディ1DAYスクールで使うかっさについて

今日は、経絡かっさボディ講座で使う5種類のかっさについてご説明させていただきます。

目次

“かっさ”の種類は無限にあります

まだ“かっさ”という施術が2本で知られていない20年近く前から施術でつかっていました。
使いやすそうなものや、変わった形のものを買い足しながら施術に使ってました。気が付けばもう保管するところがなくなりそうで、数年前からは少しセーブをし、新しく出た素材の物のみを試すために購入しています。

その昔、かっさは専用の道具はなく、木・石などを使っていました。
その後はそれに加えて、お茶椀やスプーンなど生活の道具を用いて施術をしてい、十数年前には日本でも、スプーンマッサージやお玉でのマッサージなど、一部の書籍などでも紹介されていました。

その後かっさブームの到来で、水牛の角やローズクウォーツなどの素材をつかった、かっさを水る際に使う専用のお道具が販売されるようになりました。

これは十数年前に撮影したかっさの写真ですが、今はこの4倍くらいの量のかっさを所有しています。
しかし、実際の施術では3~5枚しか使いませんので、たくさん所持する必要はないですよ~

このようなかっさ専用の道具ができたのは、100年ほど前だといわれています。

かっさの施術は、いつから始まったのかなどの記述は以前のBlogにも記載しましたが、
かっさは、そもそも民間療法だったせいなにかもしれませんが、文献によって時代がなり前後しています。
鍼灸師ならしっている中国最古の医学書「黄帝内経」(こうていだいけい)という書物に、かっさを想像させる内容の療法が書かれており、より具体的な内容は中国歴代王朝の“元”の時代(1271~1368年)、フビライハーンの時代に書かれた、危亦林(きえきりん)の「世医得効方(せいいっとこうほう)」という書物の中に≪首、肘、膝に水を付け、けずり皮下出血をおこさせて、米粒大の紅点を結成し、その後、保温し粥湯やお茶を飲み発汗させ毒素を排出させる療法≫として書かれています。

その後、次の時代の“明”の時代(1368~1644)に中国で広く知れ渡たり大流行したといわれています。
しかし、民間には大変流行ったが医学家は重視せず非正統の医技とみていたため、相手にはしなかったようです。
歴史の発展につれて次の時代“明”の時代(1368~1644)の末期に、張景岳(ちょうけいがく)という、名医が民間療法を研究し、医学の1つとして“刮莎”は認められるようになりました。
その後、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中にひろがりました。

日本でブームになったのは20年弱前、そして多くの方に知れ渡ったのはここ最近です。
私個人としては皮膚の表面だけを擦る施術をすより、ハンドマッサージではとどかない、深部までアプローチし筋膜セラピーといても利用できるとても良い施術だと思っています。

水牛の角かっさについて

かっさプレートとしては、一番王道のお道具で100年ほど前から利用されている素材です。

もちろん中国でしかお作りがないので、日本製の水牛の角のかっさはありません。
そして残念ながら手作りため製品1つ1つにかなりの個体差がかなりあります。
決して全く同じ形の水牛の角かっさは存在しないということです。かっさスクールでも「先生と同じ大きさのがほしい」とおっしゃる方も多いのですが、手作りで日本製ほど精密に作られていないので、全く同じものは存在しないんです。
色々なネットで購入して手元に届いたとき、なんか小さいな…と思ったり逆に、ん?!ちょっと大きかったか…と思ったとしても、使っていると意外と慣れてきて、これが一番自分に合うな!と思えますので、多少の誤差は許してあげてください。

なんで水牛の角なんですか?とよく聞かれます

この質問はかっさ講座でも良く聞かれます。かっさ講座のテキストにも書かせて頂いていますが、今回は特別にBlogでも説明させて頂きます。

席ほども説明しました通り、昔は、木、石、スプーン(れんげ)、茶碗などをつかっていました。
それが不衛生であることから、一説には台湾の学者がこのプレートを確立したとも言われていますが、水牛や天然石などで専用の物が作られました。

◆何故、水牛の角なのか
理由が3つあります。
①単純に天然の水牛角は堅くなめらかで丈夫で加工が簡単だったから
水牛の角ということは、人間でいうと“髪”や“爪”と一緒、タンパク質ですので、加工がしやすかったんです。
実際に購入した水牛のかっさの形が気に入らなくて、ネイルファイルで削って形を整えたりしました。

②水牛の角は昔、漢方薬(中薬)として用いられていたから
実は、大昔、水牛の角は漢方薬として使われていました。なんと煮汁を飲んでいたのです。
漢方薬としても効果効能
水牛角は辛(しん)・咸(かん)・寒の性質です。
は発散行気と活血(血の流れを良くする事)と潤養作用があり、は軟堅(硬い物を柔らかくする)瀉下、は清熱解毒の作用があります。

③水牛の角は魔除けとしても用いられていました
古代においてまた現代でも少数民族地区においてお守り(魔よけ)として身に付けられていました。

この様に、水牛の角は、水牛角はこれらの作用を持ち人体皮膚に対して毒性刺激もなく化学不良反応も少なく、皮膚を刮拭し強身の為に使い、実に理想的な強身治病の最上品というわけなのです。

※中薬…中国伝統医学で使う薬のことを一般に「中薬」と呼びます。日本人からすれば「漢方薬」といったほうが分かりやすいのですが、厳密には区別されています。中薬を大きくそのタイプで分類すると中成薬と煎じ薬に分類されます。

どんなかっさがお薦めなのか

今、調べると、色々な材質の物が出ています。現代的なステンレスやテラヘルツや、充電式のマッサージ機能が付いたかっさなど様々な物があります。

素材は正直、どれを使われても構いませんが、セルフかっさでご自分で使う場合と、プロとしてお客様に使い場合とでは選ぶポイントは変わってきます。
そのあたりは詳しく、実際に様々なかっさを手にして頂いてレッスンで違いや選び方などをお話ししています。

あと、かっさは、その素材やプレートの形、厚み、体にかっさをどう当てて使うかで、強弱が変わりますのでそのあたりも実際に体験して頂き、なるほど自分ならこれが好み!とか、ご自分のサロンのコンセプトとしてはこの様なかっさでやりたい!などいろんな考えがあると思いますので、そのあたりもレッスンでお話ししています。

是非、実際、たくさんのかっさにレッスンで触れて頂き、どの様にかっさ扱って、どの様に施術に取り入れ、そしてメニューを作るのかの参考にして頂きたいです。

かっさスクールで使う5種類のかっさ

この5種類でレッスンを行っています

①スティック

木製のかっさです。腰や下肢などを簡単にほぐすことができます。とっても使いやすく施術者の負担が少ないトリートメントができます。

②角かっさ

水牛の角でできています。主に首や脊柱起立筋に使えます。実はフェイシャルにも使うことができるのですよ。
てこの原理を使ってを使って首をほぐされると、とっても気持ちが良いです。

③フラワーかっさ

セラミック製です、なかには磁気が埋め込まれています。
肌にあたる面が広いので大きな面でしっかりほぐせます。肩や背中、下肢やお腹と身体の殆どに使用できますが、温めて使いますので冷え性を改善しながらかっさトリートメントが可能です。

④穴あきプレート&⑤ヘラかっさ

砭石(べんせき)のかっさです。べん石って??と思われる方もいますので、別枠でご説明します。この石は中国最古の医学書「黄帝内経」(こうていだいけい)にも書かれており、手術やマッサージ道具として使われていました。ベン石は人体と摩擦すると遠赤外線を発生し、体を温め、血行や気の流れを良くする働きが認められています。

べん石はかっさに施術に最適

針・灸・薬とともに親しまれてきた中国の伝統的四代医術の一つなのが、石の医療技術。中国最古の医学書「黄帝内経」の中に、ベン術の療法が記載されています。これが“かっさ”のはじまりです。

ベン石は、中国医術には欠かせない存在でした。良質のべん石の産出が減り、後にべん石の療法はなくなります。その後は違う天然石(ヒスイなど)が使われたりします。
私はべん石が今の様にかっさとして販売がなかったときは、黒曜石を代わりに使っていました。黒曜石は刃物に使われるような石ですが、遠赤外線などの磁力線効果、さらにマイナスイオンを放出していることでも知られていますので、マッサージにもとっても向いている石です。
ベン石も人体と摩擦すると遠赤外線を発生し、体を温め、血行や気の流れを良くする働きが認められています。
また、超音波も発生しシミやしわに効果もあるようですよ。

経絡かっさボディスクールでかっさを学びませんか?

この様に、無数にあるかっさの中からボディの施術に使いやすい5種類を厳選しました。
この5種類をつかって、硬くなった筋肉、血行不良を起こし気血の流れが詰まった部位を速やかに流し、かっさで美容と健康管理が行えます。

経絡かっさボディは
経絡を意識しながら施術を行いますので、ただ肌を擦った流したりするよりもしっかりと結果が出せます

経絡かっさボディの効果

気血の流れを整えます
肩こり・首こり・四十肩や五十肩・肩甲骨周りのコリ・腰痛・坐骨神経痛・下肢の浮腫みやだるさの改善・便秘・冷え性・セルライトの除去・痩身・便秘・肌の古い角質が取れますので美肌効果あり・疲れが取れない時や疲れが溜まっている時などかっさはお薦めです

今後は、厳選したかっさの販売もおこなっていこうと思っています。
その際は、またご案内をこちらに記載したいと思います。1つ1つきちんと使い方の説明書きも添えて販売します

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