不妊治療の健康保険適応は令和４年４月からでした。
それまでは保険適応外で高額な治療費が必要だったため『特定不妊治療費女性事業』という助成金制度があり、みなさんこれを利用されていましたが、それでも高額治療ですので全ての方が利用するのはハードルが高かったです。
保険適応になって不妊治療を受けようと積極的に行動される方も増えて、同時に妊活しながらご自身でも積極的に身体のメンテナンスを希望されるお客様も増えました。
女性の生殖器は身体の中に存在していますので、妊娠力・子宮を元気にするには、血流を良くし冷やさないようにする必要があります。実際に受精卵が着床する瞬間にはたくさんの酸素が必要になります。
受精卵がお腹にあっても、着床する側の子宮内の状態がよくないと着床までには至りません。
最新の治療をクリニックで受けていますので、妊娠しやすい身体とストレスのない心の状態を作っていけるような施術ができるように、この講座では婦人科を知る上で基本となる、婦人科解剖生理学を学び、実際不妊クリニックで行われている不妊治療の詳しい治療の事、どの様なスケジュールで治療が行われているかをしっかり頭に入れて、施術者としてできる施術の手技、中医学で考えられる不妊の身体の状態、婦人科で使う経穴（つぼ）などを学ぶ事ができるのが、
レディース中医学講座です。１日講座と２日間講座があり、詳しく説明します。
不妊治療中の方への施術～妊活セラピストとして～
この講座を受講されている方の多くは、既にサロンに妊活中でクリニックに通っている方がいますが、どんな治療をしているのかが全く分からないので、施術を受ける前に何を質問したらいいのか、そしてどんなふうにお話を聞いてあげたらいいか全くわからなくて…という方が殆どです。
そうなんです、どんな治療をどんなスケジュールでされているかが分からないと、一番良い身体のメンテナンスができないのです。
この講座を受けてくれたセラピストさんが受講後に、お客様に「来週、クリニックに行く日なので」と言われた時『来週は、検査だけですか？採卵ですか？移植ですか？』と伺った瞬間、「え？不妊治療の事、分かるの？！」とお顔が変わり、『はい、分かりますのでスケジュールを教えて頂ければ、何かできる事を提案できます』とお返事ができるようになってから、
今まで全く不妊治療について話してくれなかったお客様が、治療スケジュールやご相談をしてくれるようになったと感想をお話ししてくれました。
体外受精の場合、移植より採卵が結構大変なので、そのケアをしたりお話を聞いて差し上げるだけでも、身体の状態は変わります。
レディース中医学スクール １日講座
１日講座は、朝１０時から夕方１８時まで、１日中、婦人科漬けです！！！
本当に、基本が大切なので頭に叩き込みます。
排卵日の計算ができない方もいっぱいいますし、卵子がどこで受精して、どの様な変化を起こしながら着床するかも知らない方が多いので、基本をしっかり頭に入れてからホルモンの勉強をして、不妊治療について学びます。
１日講座では、西洋医学を中心に学びます。西洋医学とは現代医学ですので、今、実際に行われている治療の事や、治療スケジュールを学んで、ボディケアをする際の注意事項やボディケアの施術を受けて頂くタイミングなどを学びます。
不妊治療の事だけでなく、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症・更年期障害・月経に係る疾患について、など
その後は、中医学でよく使う婦人病の経穴（ツボ）を少し説明して、１日講座は終了です。
妊活以外の婦人病の事も学べます
よもぎ蒸しなどをされているサロン様の場合、子宮筋腫や子宮内膜で、月経痛が酷くて・・・とか、
アロマトリートメントをされているサロンさんは、PMSの症状が酷くて頭痛や倦怠感・肩こりなどが酷くなるからとオイルのトリートメントを希望されるお客様が多いのですが、最近は、更年期障害の体調不良や気分の落ち込みで、毎日がキツイ…とい方も増加中です。
女性が外で働く事が増えた現代、仕事に支障が出ないように、皆さん本当に身体のケアを取り入れられていますので、そんな皆様の体調を理解して、お薦めの施術などを提案できるようになります。
レディース中医学スクール ２日間講座
２日間講座は、２日目に中医学を学びます。
上記の通り、１日目にしっかり現代医学を学び、さらに中医学に興味がある方は東洋医学的にお客様の身体を分析して、身体のタイプを見極めて、色々な経穴（つぼ）を組み合わせて施術をしたり、腹診や舌診、プチ薬膳も勉強します。
１日講座だけでも十分な知識です。
２日間講座はさらに、中医学的な見解をプラスで習われたい方にお薦めです。
これからは、専門性をしっかりもった施術を
施術の技術だけできても、知識がないと正しい施術はできないです。
そして、知識がない方に施術を受けるのは不安がありますので、不妊・更年期・子宮の病気をお持ちの方や、乳がん後のボディメンテナンスをする際に、その疾患や病気についてしっかりとした知識を持って正しく安全に施術をする必要がこれからは必要だと考えています。
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